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MINERVA 2021
「MINERVA 2021」国内展に参加しました

会期:2021年6月2日(水)~ 6月6日(日)
会場:京都市美術館 別館2階
主催:ミネルヴァ実行委員会
運営:株式会社 クオリアート
協力:英国王立美術家協会(RBA)

知恵と技芸の女神の名を冠し2005年に創設したプロジェクト「MINERVA」。本年8月にロンドンのマル・ギャラリーズにて開催される巡回展に先立ち、2021(令和3)年6月2日(水)から6月6日(日)まで京都市美術館別館にて、美術展覧会「MINERVA2021」が開催されました。

この度、会場となった同館は90年前に京都市公会堂東館として誕生し京都会館別館として用いられたのち、2000年より京都市美術館の別館となった文化施設です。白壁の明るい会場で行なわれた展覧会には、各ジャンルの作品とともに、本プロジェクトの協力団体である英国王立美術家協会(RBA)の作品がともに展示され、来場者を驚かせていました。

コロナ禍で来日は叶いませんでしたがRBA会長のミック・デイヴィス氏が出席を心から望んだ本展。6月4日にはRBAの名誉会員に推挙された方々へ、会員証の授与式が行なわれました。

授与式の会場となったのは、京都随一の名所、平安神宮の境内で、国指定名勝庭園「神苑」の景観を一望できる場として、国内外の多くの来賓をもてなし続ける平安神宮会館「栖鳳殿」。まず主催者を代表して、株式会社クオリアート代表取締役社長の櫛田英俊氏よりご挨拶がありました。続いてRBAの紹介VTRの後、RBA会長のミック・デイヴィス氏からのビデオメッセージを放映。熱いお言葉をロンドンから届けていただきました。ミック会長に代わって、RBAの特別評議員FRBAに任ぜられた櫛田氏より、RBA名誉会員となった方々へ賞状と「名誉会員認定書」が手渡され、厳かな英国式の授与式が幕を閉じました。新型コロナウイルス感染症問題が収束していないなかであるにもかかわらず、会期中延べ約1200名の人々がご来場されました。


■書籍『MINERVA 2021』が出版されました

2021年版の本書では大英帝国を築いた偉大な女王を追悼し、ラファエロ前派のメンバーをはじめとする ヴィクトリア朝の芸術家について特集するとともに、各方面で影響しあってきた日本と英国の芸術交流史を紐解きます。

フレデリック・レイトン《チマブーエの聖母》や、日本にも多大な影響を与えたジョン・エヴァレット・ミレイの《オフィーリア》など、名作も多数収録。現代に活躍する表現者たちの作品とともにご高覧下さい。

発行所 : 株式会社 クオリアート
発売所 : 株式会社 出版文化社
体裁 : A4変型 オールカラー 英訳付
総頁数 : 310頁
発行:2021年6月10日